Red Hat、Red Hat Enterprise Linux最新版で現代 IT に向け進化した基盤を提供

Red Hat Enterprise Linux 10.1 およびRed Hat Enterprise Linux 9.7 は、AI 強化機能により IT スキルギャップへの対処、量子脅威への耐性強化、ハイブリッドクラウド全体での運用効率の向上を実現

東京 -

[ノースカロライナ州ローリー  - 2025年11月12日(現地時間)発表] アメリカ報道発表資料抄訳

オープンソース・ソリューションのプロバイダーとして世界をリードする Red Hat Inc, (以下、Red Hat)は本日、Red Hat Enterprise Linux 10 (以下 RHEL10)のイノベーションをベースとし、よりインテリジェントで将来を見据えたコンピューティング基盤を実現する Red Hat Enterprise Linux 10.1(以下 RHEL 10.1) および Red Hat Enterprise Linux 9.7 の一般提供を開始しました。世界をリードするエンタープライズ Linux プラットフォームの最新版は、AI を活用したオフライン Linux 管理、量子脅威の軽減、運用一貫性に対する高度な制御を通じて、IT スキルのギャップを解消できるよう支援します。

RHEL 10.1 および 9.7 は、AI ワークロードの需要により複雑化するハイブリッド・クラウド・コンピューティングの課題に対処する、戦略的かつ堅牢なオペレーティング・システム・プラットフォームを提供します。Red Hat が後援した IDC の調査1 によると、「IT インフラストラクチャのチームは、Red Hat ソリューションを使用した場合、無償のオープンソース・ソフトウェアを使用するよりも、平均 して 32% の効率向上を実現しています。これにより、成長への対応やビジネスに影響をもたらす取り組みに、スタッフの時間を振り分けることができる」と述べています。また、「RHEL インフラストラクチャで作業する開発チームは、無償のオープンソース・ソフトウェアを使用するよりも、平均 して 20% の生産性向上を実現している」と指摘しています。このオペレーティングシステムは、最新ツールと簡素化された管理機能により、分散した企業の IT 資産に秩序と効率性をもたらし、チームは変化するビジネスニーズに柔軟に対応できるようになります。

AIとLinuxのスキルギャップを解消

AI を活用した Linux 管理は RHEL の基盤であり、RHELのコマンドライン・アシスタントは、接続されたシステムの管理とトラブルシューティングにおけるスキルギャップを大幅に低減できます。このコマンドライン・アシスタントは、コンテキストの上限が拡張されており、お客様はより多くのデータを添付できるようになったため、大規模なログファイルやデータストリームの分析が容易になり、効果的なトラブルシューティングが可能になります。また、RHELコマンドライン・アシスタントのオフライン版(開発者プレビュー)は、ローカルで実行される自己完結型ツールであり、ユーザーは接続されていない環境においてもLinux タスクに関する AI支援を受けることができます。これは、クラウドサービスの利用が制限されるような、機密性が高く規制が厳しい産業の組織にとって非常に重要です。

ITチームがAIソリューションを迅速にデプロイする中、AIアクセラレーター・ドライバーの頻繁なアップデートが必要になることによって、ソフトウェアの競合や本番環境での混乱につながる可能性があります。RHEL のユーザーは、AMD、Intel、NVIDIAといった主要AIアクセラレーター向けの検証済みドライバーに、より簡単にアクセスしてインストールできるようになりました。これらのコンポーネントが整備されたことで、RHELは検証済みかつ署名付きのドライバーを提供し、新たに発生するミッションクリティカルなAIワークロードに対して安全な基盤を構築します。これにより、ボトルネックの軽減とAI/MLライフサイクルの加速を実現します。

管理と運用効率の簡素化

RHELは、ダウンタイムの削減と一貫性の向上を支援する機能により、IT 運用を継続的にスムーズにします。RHEL 10.1 には、イメージモードの新機能である「ソフトリブート」が搭載されており、管理者はカーネル全体を再起動することなくシステム状態を変更できます。これにより、業務への影響を最小限に抑えながらアップデートやパッチ適用を迅速に行えるようになり、メンテナンス中においても重要な本番環境アプリケーションをオンライン状態に維持できます。

また、Red Hat Enterprise Linux は、イメージモードでのコンテナツールの再現可能なビルドにも対応して     おり、同じコンテンツでビルド(構築)されたコンテナイメージが完全に一致します。これによりセキュリティが強化され、新規アプリケーションの市場投入時間を損なうことなく運用でき、クラウドネイティブ・アプリケーション・パイプラインの効率性を向上させます。さらに、Automatic Certificate Management Environment(ACME、自動証明書管理環境)の一般提供が開始されました。これにより、本番環境アプリケーションのセキュリティ証明書アップデートという、手動でミスが発生しやすいタスクが自動化され、適切なレベルのセキュリティと信頼性が維持できます。

将来的な脅威に向けて保護機能を強化

RHEL10 で導入されたポスト量子暗号技術に基づき、RHEL9.7 には、将来の量子コンピューティングがもたらす潜在的な脅威に対処するため、同様のポスト量子暗号アルゴリズムを組み込みました。RHEL 10.1 では、Transport Layer Security(TLS)におけるポスト量子暗号のサポートが強化されており、転送中の重要データを保護します。さらに、RHEL 9 および RHEL 10 のクラウドイメージに搭載された OpenTelemetry Collector が、AWS、Microsoft Azure、Google Cloud Platform の Trusted Platform Module(TPM)をサポートするため、改ざん耐性のあるハードウェア環境内での機密性の高い操作が可能になります。

コンテンツとデータの管理強化

RHEL 10.1 および RHEL 9.7 とあわせて提供される Red Hat Satellite 6.18 は、RHEL ワークロード向けの集中管理プラットフォームを通じて、重要なデータやシステムコンポーネントをより厳密に制御できます。

最新バージョンでは、アドバイザーサービスの一般提供開始と脆弱性サービスのテクノロジープレビューなどの、オンプレミス分析機能が拡充されています。アドバイザーサービスは、オペレーティングシステム とワークロード全体にわたる問題や既知の構成リスクを積極的に特定し、優先順位付けされた自動推奨事項を提供します。また、脆弱性サービスではオンプレミス統合により、RHEL のデプロイメントに影響する CVE(共通脆弱性識別子) の評価、監視、報告、修正を可能にします。データ保護を重視するお客様向けに、今回のリリースでは Red Hat に送信されるデータに対する制御を強化し、サブスクリプション・レポートに必要な最小限のデータのみを送信できます。また、Satellite には強化されたレポートオプションとローリング・コンテンツ・ビューも導入しており、管理者がリポジトリーへのアクセスを制限しながら継続的なアップデートを受け取れるようになっています。

ご利用について

Red Hat Enterprise Linux 10.1 および 9.7 および Satellite 6.18 は、Red Hat カスタマーポータルで一般提供されています。また、AI アクセラレーター・ドライバーは、拡張機能およびSupplementary リポジトリーから利用できます。

サポートコメント

Red Hat Red Hat Enterprise Linux担当 バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー Gunnar Hellekson(ガナー・ヘレクソン)
「世界をリードするエンタープライズ・プラットフォームの最新バージョンは、現在のハイブリッドクラウドへのニーズと AI 主導の未来に対して柔軟に備える基盤を提供するという、当社の取り組みをさらに強化するものです。RHEL 10.1 および 同9.7 は、ワークロードの実行場所や種類を問わず、IT 組織が効率性を高め、スキルギャップを解消し、より一貫性のあるシステムと管理手法を維持するために必要なツールと機能を提供します」

1 Red Hat が後援する IDC ビジネスバリューホワイトペーパー「Red Hat ソリューションと無償のオープンソース代替ソリューションのビジネス価値」、ドキュメント #US50423523、2023年3月

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